• 物件の探し方

    地域を絞る、効率の良い物件の探し方、宅建業者名簿から...

  • 物件調査

    建物の構造、床厚と壁厚、周辺環境調査、既存不適格物件...

  • 物件管理

    物件管理とは?、賃貸管理会社とは?、管理会社を選ぶ...

  • 賃貸人と賃借人

    賃貸人の義務、賃借人の義務、敷金とは?、礼金とは?...

  • 不動産競売

    不動産競売入門、競売の一連の流れ、競売物件のメリット...

  • 任意売却

    債務者が、借入金の支払ができなくなった場合、債権者は...

  • データー・統計

    国立社会保障・人口問題研究所から、都道府県別将来...

  • 法令・税金

    平成19年度税制改正により、減価償却制度に変更があり...

  • eBook

    頭金「ゼロ」でできる、『光速』収益不動産投資成功法...

  • 世の中は、運にしても資力にしても能力にしても、不平等に...

  • ツール

    でも、あなたが考えていられる時間はほんのわずかです...

ノンリコースローンとは?

通常、金融機関から不動産取得についての融資を受ける際、銀行は人の信用力と担保の換金力について評価し、融資を行っています。しかし、一部の銀行や信託銀行では、購入予定の不動産の収益力のみを評価し、融資を行う場合があります。
こういったローンをノンリコースローンといい、日本では一般的ではありませんが、欧米では主流の住宅ローンです。

従来の銀行が行う積算価格での融資の場合、どうしても2〜3割の頭金が必要でした。案件や銀行によると、4割を要求してくる場合もあります。
これに対しノンリコースローンでは、購入予定の物件が、銀行が融資をするに足る物件だと判断した場合、全額融資も可能となります。自己資金があまり用意できない方にはうれしい融資制度です。
しかし、当然金利は若干高めになります。

また、ノンリコースロンは非遡及型(それ以上に返済する必要がない)のローンなので、万が一返済できなくなった場合、通常の融資と異なり、担保設定した物件以外に借入金の返済は発生しません。
つまり、担保にした物件で債務の全てをカバーできない場合でも、それ以上に返済する必要がありません。

ただし、日本のノンリコースローンは数年間という短い借入期間しかないのが普通です。
期間満了時には一括返済か、借換えの必要があるので注意が必要です。
ですので、満期時にどういった借換えができるかが重要な鍵となります。

借換えの必要がない欧米スタイルのノンリコースローンが日本にもあれば、さらに不動産投資の幅は広がりますが、今後日本でノンリコースローンが増え、定着するかどうかは分かりません。
ローンだけに限らず日本の不動産業界には、封建社会の名残りともいえる日本独自の制度や習慣が溢れ、それが現代まで連綿と続いてきた経緯がある反面、緩やかに欧米スタイルを取り入れる流れもあります。
あまり過剰な期待はできませんが、気にかけておく必要はありそうです。